テキトーなことを思いつきで書いている日記です。内容は無保証ということで〜
適切なツッコミは歓迎します。お気軽にどうぞ〜
mixi内に専用コミュ字幕集 mixi出張所つくりました(2006/09/06設置)
ToDo:
2005-03-07
■ [ネタ] 改めて問う既存メディアとネットの融合
ホリエモンがぶち上げていることとマスコミが反論している件で、どっちの言い分がどこまで正しいのかを改めて再考してみる。あくまでワタシの個人的な感想と見解によるものであり、ワタシの本業の性格上立場的にはホリエモンに近い状況であることはあらかじめ宣言しておく。
1.ネットによる双方向が出来ていないという件について
少なくともテレビの場合は、それが出来ている番組とそうでない番組が存在することは明らかだ。生放送の情報番組の場合は、随時視聴者からの情報を収集することが出来る。今まででは、これをNTTのテレゴングを用い、最近では特定のメールアドレスへの空メールによる投票も使われるようになっているが、根本的な話として、テレビ局が用意した選択肢以外への投票を大々的にやっている番組は見たことがない。また、視聴者参加型番組と言っても、参加者をwebで募集したりするだけだったり、事前の勝敗予想とかそういうレベルでしかない。使っていたとしても、それはタダ単にFAXの代用とかそういうレベルの話でしかなく、インタラクティブ性のあることをやっているかといえば決してそんなことはない。
これがラジオの場合は、常に聴取者からのハガキやFAXを元に随時内容や選曲を決めていることもあるが、あくまでメールによるFAX代用程度であり、webによる詳細な番組情報の提供までは踏み込めていない。
ホリエモンが指摘しているのはあくまでそういうレベルの話であり、既存のやり方は不十分だと指摘している事象ははあくまで上記のような例である。放送関係者の思考で抜けているのは、そういう放送を補完しつつ放送の魅力を高めるという視点であり、この点についての言及なく、単に競合メディアも創生しているだの物販もやってるだのと了見の狭い論議に終始している姿はみっともない。
2.情報はすべてネットで集まると言う件について
既存メディア各社がwebを使ってニュースを流したりしているが、あくまで既存メディアのやっていることであって、既存メディアナシにwebだけで全てのニュースが集まるというのはスジが違うと反論する。これはある意味では真であるが、別の視点では偽となる。
既存メディアはある事象の事実関係において、自社の都合の悪いことや自社に関係ないと思われる思想や言動について、積極的に報道しない傾向がある。今の報道に足りないものは、事実を正確に報道することであって、あくまで体制寄りの恣意的な報道に終始されているということだ。
これは最近のwebでは、blogという形で個人がある報道に対し複数の視点で総合的に比較検証し、有能な者ほど真実を見抜く傾向にある。こういった点まで含めれば、正確な事実を室と言う観点で、ネットで情報を集めれば正確であるということは間違っては居ない。
ただ、そういった事実背景を無視して、ネットだけあればよいという考えは、既存メディアの功績を冒涜しているだけであって、これはいただけない。
今マスコミに必要なことは、マスコミ各社の主張・論説と正確な事実報道の分離であり、起こっていることは何かを正確に報道することなのである。
3.放送各社のwebサイトのポータル化について
フジテレビがyahooでも認められたヒット数の高いサイトを運営していると豪語する。しかし、それを有効に利用しているかと言われればはなはだ疑問だ。
例えば、ある特定の情報を得るために、どこをクリックしてよいのかがとってもわかりにくい。番組のジャンルワケは出来ていても番組のタイトルとかそういった基本情報を持ち合わせていないとアクセスは出来ない。具体的にいえば、“月9のドラマでこの間放送していたアレにでていた人誰だっけ?”と言ったことをアクセスするために、番組名が必要になる。これがわからないと何も出来なかったりする。
また、ドラマのグッズをドラマのサイトで売るのは誰でも出来るが、それに関連した情報やミニ知識などを横断的に扱い、それをポータルとして活用できているかと言えばNoだ。
例えば、ある料理対決番組で、紹介したお店の情報や素材に関する情報は得られても、そのお店や素材を手に入れたいと思う人に対してのアクセスが住所電話だけしかなければ、それはポータルを生かしていることにはならない。その商品を販売するページを作ったり、製造業者のwebサイトへのリンクをしたりなどを積極的に扱うという姿勢は見られない。
ホリエモンはそういう観点で不十分だと言っているわけで、自社の問題点を洗い出そうとせずに単に反発することはマスコミにとってマイナスだ。
結論。
私に言わせれば、放送各社のwebサイトは基本的に不便だ。あれで自画自賛しているようではホリエモンの言うとおり凋落するだろう。この点には概ね賛同できる。
ラジオのストリーミングによる再放送やテレビのオトク情報の再放送など、再放送もビデオ化も出来ないような番組をwebで再放送することは十分意義があると思うし、十分理解できる話だ。
ただ、既存メディア不要論はさすがに行きすぎではなかろうか。各社の努力不足は事実としても、それを無視することが良い結果は産まないと思う。
おまけ。
じゃぁライブドアにそれを実行するだけの能力があるのか?という話になるだろう。これははっきりといっておく。Noだ。
理想は理想としても、現実的にそれをライブドアの陣容だけでは技術力も行動力も足りないと思われる。
H2Aロケット打ち上げの生中継とか、動画ニュースとかいろいろ努力はしているんだけどさ。それだけじゃだめなのよ。
■ [政治][ネタ] 反日の丸君が代ビラを配っただけで問答無用に逮捕された容疑者が勾留請求却下で釈放された件について。
こんなの当たり前である。敷地内で注意され、敷地外の公道および門の外で配りなおしていたという事象は、建造物侵入には当たらない。道路使用許可が必要だという理由で道交法でしょっぴいたのならまだしも、それとて逮捕するほどの用件ではない。警察を呼ぶほうも何を考えているのだか。
どうも最近の警察は、反体制的なビラをばら撒いただけで不当に逮捕する傾向があって、とても問題である。配布した内容が“日の丸君が代マンセー天皇を元首に汁!”とか、“20歳になったから献血しましょう”だとしても逮捕するんでしょうねぇ。本当は貸金業のティッシュ配りとかどこぞのADSL業者のキャッチまがいの該当宣伝活動とかデート商法のような悪徳商法とか不法な訪問販売とか、同様のケースで検挙できる事案は多数あるはずなのに、そういったことに対してはとっても及び腰なのはなんなんでしょうねぇ。
もうひとつ共通点がある。企業の行為に対しては警察は甘い。市民団体の活動が目立って不当検挙されていることだ。警察はタダのビラ配りを無理やり検挙する前にもっとやるべき事はたくさんあるのではなかろうか。
■ [経済] ソニーが会長社長ともに交代する件について
潔い経営責任の取り方・・・か? 遅きに失したというのが正直な感想である。
ソニーショックから回復する目標をぶち上げたが未達成確実のため経営責任というわけだが、次期会長がCBS出身でSPE復活など米国事業復活の立役者というのがまたソニーらしいと言うか。能力あるものをしがらみなく重役に登用するという社風はさすがだと思う。ただ、本来ならソニーショックが発生した時点で身を引くべき事案ではなかったのかと思うわけで。
出井政権が内部コストの削減には寄与したかもしれないが、縦割り行政の弊害やソニースピリットという文化の消滅で、現場はすっかりソニーらしさを失いつつあるという状況でSCEが一人気を吐いているものの、あれもアレゲで正しい路線であるとは言い切れないところがなんともはや。
結局、益出しのために熟練の修理工を削減したりと無理なリストラが表面化したり、PSPでは品質問題で対応を誤まったり、体制として機能不全に陥りつつあったのは紛れもない事実で、こういった無茶な経費削減による弊害は多数上がっていた。また経営戦略上もゲームと映画以外は明確なビジョンは何もないという最悪な状況で、経営刷新の声は以前から叫ばれていたはずである。
今回の人事でソニーらしさが少しでも復活し、人員削減以外の方法でソニーが復活することを期待してやまない。元ソニー信者の願いである。
記事の内容は状況により適宜書き換えることがあります。また不適切なツッコミも削除されることがありますので悪しからず〜
© RZF / Natural Factory 2004-2024,ALL RIGHTS RESERVED.